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とび・土工・コンクリート工事

28業種に分かれている建設業許可のうち、「とび・土工・コンクリート工事」について説明いたします。

 

建設業許可で「とび・土工・コンクリート工事」とは

建設業許可で「とび・土工・コンクリート工事」とは、以下のような工事です。

  1. 足場の組立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨の組立て、工作物の解体等を行う工事
  2. くい打ち、くい抜きおよび場所打ぐいを行う工事
  3. 土砂等の掘削、盛上げ、締固め等を行う工事
  4. コンクリートにより工作物を築造する工事
  5. その他基礎的ないしは準備的工事

です。

 

※下線部分は、平成26年12月25日からの適用の改正箇所です。

※平成28年6月から「工作物の解体」の削除され、「解体工事」が新設されました

※ 経過措置として、引き続き3年間(平成31年5月末まで)は解体工事の許可を受けずに「とび・土工・コンクリート工事」の許可で解体工事を施工することができます。

 

「とび・土工・コンクリート工事」の例

  1. とび抜き工事、ひき工事、足場等の仮設工場、重量物の揚重運搬配置工事、鉄骨組立て工事、コンクリートブロック据付け工事、工作物解体工事
  2. くい工事、くい打ち工事、くい抜き工事、場所打ぐい工事
  3. 土工事、掘削工事、根切り工事、発破工事、盛土工事
  4. コンクリート工事、コンクリート打設工事、コンクリート圧送掃除、プレストレストコンクリート工事
  5. 地すべり防止工事、地盤改良工事、ボーリンググラウト工事、土留め工事、仮締切り工事、吹付け工事、法面保護工事、道路付属物設置工事、屋外広告物設置工事、捨石工事、外溝工事、はつり工事、切断穿孔工事アンカー工事あと施工アンカー工事潜水工事

などです。

 

※下線部分は、平成26年12月25日からの適用の改正箇所です。

※平成28年6月から「工作物の解体」の削除され、「解体工事」が新設されました。

 

類似した建設工事の区分の考え方

とび・土工・コンクリート工事における「コンクリートブロック据付け工事」ならびに石工事およびタイル・れんが・ブロック工事における「コンクリートブロック積み(張り)工事」間の区分の考え方は、以下のとおりになります

根固めブロック、消波ブロックの据付け等土木工事において規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事等、プレキャストコンクリートの柱、梁等の部材の設置工事等がとび・土工・コンクリート工事における「コンクリートブロック据付け工事」でになります。

建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、または擁壁としてコンクリートブロックを積み、またははり付ける工事等が石工事における「コンクリートブロック積み(張り)工事」になります。

コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等がタイル・れんが・ブロック工事における「コンクリートブロック積み(張り)工事」になり、エクステリア工事としてこれを行う場合を含みます

 

とび・土工・コンクリート工事における「鉄骨組立工事」と鋼構造物工事における「鉄筋工事」との区分の考え方は、鉄骨の製作、加工から組立てまでを一貫して請け負うのが鋼構造物工事における「鉄筋工事」に該当し、すでに加工された鉄骨を現場で組み立てることのみを請け負うのがとび・土工・コンクリート工事における「鉄骨組立工事」に該当します。

 

 「プレストレストコンクリート工事」のうち橋梁等の土木工作物を総合的に建設するプレストレストコンクリート構造物工事は土木一式工事に該当します。

 

「地盤改良工事」とは、薬液注入工事、ウエルポイント工事等各種の地盤の改良を行う工事を総称したものです。

 

とび・土工・コンクリート工事における「吹付け工事」とは、「モルタル吹付け工事」および「種子吹付け工事」を総称したものであり、法面処理等のためにモルタルまたは種子を吹付ける工事をいい、建築物に対するモルタル等の吹付けは等の吹付けは左官工事における「吹付け工事」に該当します。

 

「法面保護工事」とは、法枠の設置等により法面の崩落を防止する工事になります。

 

「道路付属物の設置工事」には、道路標識やガードレールの設置工事が含まれます。

 

とび・土工・コンクリート工事における「屋外広告物設置工事」と鋼構造物工事における「屋外広告工事」との区分の考え方は、現場で屋外広告の製作、加工から設置まで一貫して請け負うのが鋼構造物工事における「屋外広告工事に該当し、それ以外の工事がとび・土工・コンクリート工事における「屋外広告物設置工事」に該当します。

 

トンネル防水工事等の土木系の防水工事は、防水工事ではなくとび・土工・コンクリート工事に該当し、いわゆる建築系の防水工事は防水工事に該当します。

 

※下線部分は、平成26年12月25日からの適用の改正箇所です。

 

「とび・土工・コンクリート工事」の専任技術者に必要な資格(一般)

1級建設機械施工技士

2級建設機械施工技士 (第一種~第六種)

1級土木施工管理技士

2級土木施工管理技士 土木

2級土木施工管理技士 薬液注入

1級建築施工管理技士

2級建築施工管理技士 躯体

総合技術監理 建設

総合技術監理 建設 「鋼構造およびコンクリート」

総合技術監理 農業 「農業土木」

総合技術監理 水産 「水産土木」

総合技術監理 森林 「森林土木」

地すべり防止工事士 (登録後各工事に関し実務経験1年以上)

技能検定 ウィルポイント施工(実務経験は土工工事に関するものに限ります。)

技能検定 型枠施工

技能検定 とび(実務経験はとび工事に関する者に限ります。)

技能検定 とび工(実務経験はとび工事に関するものに限ります。)

技能検定 コンクリート圧送施工(実務経験はコンクリート工事に関する者に限ります。)

 

※技能検定に関しては、等級区分が2級のものは、合格後1年以上(平成16年4月1日以降の合格者は3年以上)の実務経験が必要です。

 

「とび・土工・コンクリート工事」の専任技術者に必要な資格(特定)

1級建設機械施工技士

1級土木施工管理技士

1級建築施工管理技士

総合技術監理 建設

総合技術監理 建設 「鋼構造およびコンクリート」

総合技術監理 農業 「農業土木」

総合技術監理 水産 「水産土木」

総合技術監理 森林 「森林土木」

 

「とび・土工・コンクリート工事」の専任技術者の指定学科

土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、砂防、治山、緑地または造園に関する学科を含む)

建築学

に関する学科

 

 

 

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